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カーナビゲーションの再起動対策

 うちのフェスティバくんはエンジンを掛けるときにACCが切断される。そのため、エンジンを掛けるたびにカーナビゲーション(バッテリー直結電源は使用しないタイプ)とカーオーディオが再起動する。データが飛ぶわけではないので無視すればいいんだけど、改善できるものならなんとかしたい。

コンデンサチューン

 「ホットイナズマ系のコンデンサチューンをやったらACCオフにしてもカーオーディオの音がしばらく鳴り続けるようになった」とかどこかに書いてあったのでやってみた。ヒューズを噛まして、6,400μF×4で25,600μF。結果、全く変化なし。とりあえずしばらく放置。ちなみに、ホットイナズマのエンジンへの効果みたいなものも実感できなかった。



 検証しようとテスターを当ててみた。ACCを切ると1秒くらいで3V台に電圧が落ちる。これじゃあかんわ。

遅延OFF回路作成

 以下のサイトを参考に遅延OFF回路を作ってみた。ユニバーサル基板上に配置。
リレー遅延回路 - 電子工作 - てすとぺーじ v0.0.7 -
ただし、リレーが150mAのものだったので、下記サイトを参考にトランジスタは2SC1120を使用。
N's Homepage - セレナ - 後退灯にLED・遅延回路追加

 12VのACアダプタで実験。リレーは音で動作がわかるのがありがたい。で、結果。反応しない。よく見ると接続が間違っている。直してみて再度試したがだめ。付けたりはずしたりの熱か電圧でトランジスタが壊れたのか。
 翌日(今日)トランジスタを再度買い出して、組みなおしてテスト。一瞬リレーが動いたあと反応しなくなった。うむ。さすがにもう回線ミスではないと思うんだが、たぶんトランジスタをまた壊してしまったようだ。31円だから痛くはないけど、この程度の回路をまともに動かせないことに絶望しそうになった。

コンデンサでリレー

 遅延OFF回路はいったん断念。
 購入したリレーGRL-S-112DFの特性を見てみると3Vあたりまではリレーが動作するようだ。となると、コンデンサチューンのコンデンサと組み合わせれば数秒遅延OFFできるんではないかと考えた。さっそくACアダプタで実験。3秒ぐらい後にリレーが切れる。これはいけそう。


 ということで、クルマに取り付けて実験。いったんACCをオンにしてOFFにすると3秒くらい後にナビとオーディオの電源が落ちる。おお、、ついに完成、と思ったが、実際にイグニションにしてみるとリセットが掛かってしまう。ううむ、バッテリーの電圧が低下しているっぽい。また別の対策が必要か。現状では単に「キーをOFFにしても3秒ほど鳴り続けるオーディオ」という、なんの意味もない装備になってしもうた。


 ところが、使っていると時々ナビが切れないことがある。どうやらナビの動作電圧ぎりぎりのラインのようだ。その場合でもカーオーディオは切れる。

今度の対策

コンデンサをもう1個重ねる

 コンデンサ単独で電源を供給することは、大容量キャパシタでないと難しそうだが、主電源と組み合わせて電圧降下を少なくすることはそう大変でもなさそうだ。
電子回路? アイドリングストップ等で、セルを廻すとカーナビが再起動され、起動に... - Yahoo!知恵袋
エンジン始動によるカーナビの再起動について - Yahoo!知恵袋
で、考えた回路。同じような仕組みの繰り返し。


予備バッテリーを使う

 もうひとつは、電圧降下の起きる主電源ではなくサブバッテリーを導入すること。
アイドリングストップでも、カーナビを落とさない法 (実践編) - 私の二次記憶
 秋月のこのバッテリーなんかわずか1,000円。
 回路に要請されるのは

  • ACC接続時には充電しながらナビに電源を供給する
  • ACCが切断されれも数秒間サブバッテリからナビに電源が供給される

となるとこんな回路かな。

リレーの入れ替え

 低消費電力のリレーなら持続時間がもう少し長くなるはず。もっとも長くする必要もなさそうなんだけど。基板取り付けタイプなら全体もスマートになる。残念ながら京都マルツのリレーの品揃えはそれほどでもない。秋葉原にいった時にでもかってこようか、って予定ないけど。